本(TAB譜付)+CD 著者: Joe Diorio 56ページ
ジョー・ディオリオは「インターヴァリック・コンセプト」、すなわち、3度、4度、5度、6度など、音程の跳躍の連続でカッ跳びソロを構築する奏法のパイオニアの一人です。
ダイアトニック・スケールをそのまま上下するようなラインやメロディー・ライクなフレーズとは異なった、非常に特徴的な印象を生みます。
またトーナリティーを超越する性格がありますので、コード進行のインサイドとアウトサイドを行き来するコツを会得すれば、コンテンポラリーで絶妙な味わいをもたらすことができるでしょう。
本書の例は、この奏法のためのエクササイズであると同時に実際にソロで使えるラインでもあります。
このコンセプトをさらに学びたい方は、続編である
G2057 JOEDIORIO JazzStructures for the New Millennium
たくさんのソロ例が含まれた実践編
G7001 JOEDIORIO FusionGuitar
をチェックしてください。
ちなみにスティーヴ・モーズは、教則DVDの中で、Universityof Miami 時代にディオリオのレッスンを受け、インターヴァリック・コンセプトを学んだと語っていますし、GIT出身者にこのコンセプトを使う人が多く、ストリング・スキッピングという言葉がロック・ギタリストにも一般的に使われるようになった背景には、直接的にしろ間接的にしろハワード・ロバーツとディオリオの影響が大きいのではないかと思うのですがどうでしょうか。