本(TAB譜付)+CD 全9曲、80ページ
フランス人ながらカントリー・フィンガースタイルを追及したマルセル・ダディが、敬愛するギタリストたちとナッシュヴィルで繰り広げた夢のセッションの記録。
Nashville Trilogy と称される3枚のアルバムのうち、2枚目の発売(1991)にあたる同タイトルの作品 Fingers Crossing のCDと採譜本のセットです。
本作でのマルセルはもっぱらテーマ部を弾くことでホスト役に徹し、ゲスト・プレイヤーたちの個性を引き出すことに努めているようです。
とりわけラリー・コリエル、スティーヴ・モーズ、アルバート・リー、ベラ・フレック(banjo)、バディー・エモンズ(pedalsteel)等がからんで繰り広げるジャンルを超えたインプロヴィゼイションの競演が聞きもの。
おそらく一発録りだったのではと推測されますが、さすがに各々が自らのスタイルを損なうことなく職人芸的なテクニックをもって見事な演奏を完成させています。
他にもチェット・アトキンス、バッキー・バレット(acousticguitar)、チャーリー・マッコイ(harmonica)、ボブ・パティン(pf)らがフィーチャーされて、それぞれの魅力を発揮しています。テクニック的にもインプロヴィゼイション的にも、ギタリストには学べるネタがいっぱい!
[掲 載 曲]
1. Woody Good Picker
2. Je Veux Reveiller L'Aurore
3. Black Stars
4. Spirit of Merle
5. Hotel Shoeshine
6. Song for Leo Revisited
7. Fingers Crossing
8. Hawaiian Moon
9. L'Echo Des Savanes
マルセルのプレイするテーマ部はもちろん、ゲスト・プレイヤー各々のソロも採譜。