本(TAB譜付)+CD 48ページ
ジャンゴ・ラインハルトのオリジナル曲をマイナス・ワンCDで練習できるようにしたセッション・タイプの教材です。
ユニークなのは各曲が2トラックずつあり、ひとつはジャンゴ自身のオリジナル・レコーディング、もうひとつはマイナス・ワン・トラックですが、練習用にオリジナルよりテンポを落としてあり、テーマ部のみギターがプレイして後がカラオケになっているというスタイルです。
オリジナル演奏ではテーマをヴァイオリンやクラリネットがプレイしている場合もあるのですが、楽譜やマイナス・ワン・トラックではギターがプレイするように想定して作られています。
残念ながら楽譜は必ずしも完全コピーではなく、ソロの前半ぐらいだったり、まったくソロが採譜されていない曲もあります。
基本的にそっくりコピーをして弾こうというのではなく、ジャム・セッションをやろうということがコンセプトであるなら仕方がないでしょう。
またベンド、スラー、ヴィヴラートなどの細かいアーティキュレーションまでは書かれていません。TAB譜はありますので、あとはオリジナル音源を聞いて各自でニュアンスを加えるようにしてください。
ジャンゴの音源を元にしていますので、採譜してあるソロなどは当然タイトルどおりイージーに演奏できるわけではありません。念のため。
どうやらミディアム・テンポの曲が中心であることと、コード進行がシンプルなものが選曲されていることからこのタイトルがつけられたようです。
本の最後には3ページ分のジャンゴのフェヴァリット・リックと1ページのコード・ダイアグラムの項があります。これはVol.1、Vol.2とも同じ内容。
採譜とマイナス・ワン・トラックのギター演奏を担当しているのは
Jean-Christophe Hourou という人です。
[収 録 曲]
1. Artillerie lourde
2. Dinette
3. Melodie au crepuscule
4. Minor Blues
5. Stomping at Decca
6. Sweet Chorus
7. Swing 39
8. Swing 41
9. Swing Guitars
10. Tears