DVD by Kenn Chipkin 44分
1998〜99年発売の廉価教則ビデオのシリーズGetting The Sounds がDVD化されたものです。REHのスタッフによって制作されており、REH最後の作品群と言ってもよいかもしれません。
最初におことわりしておかなければならないのは、本作品はほとんどの媒体でドン・モックがインストラクターであるように表示されていますが、実際にはケン・チプキン(REH関連の採譜や優れた教則本を書くことで知られる)が務めています。ビデオで発売されて以来、出版社のカタログが間違ったままで一向に訂正される気配がない。当然販売店はその情報を元に売りますから、内容をチェックしない限り誤った情報のままで販売され続けていることになります。ご注意ください。
さてオープニングのデモ演奏はクリームのスタイルのCrossroad。続いてここで使うギターとアンプを紹介し、組み合わせを変えながらおなじみの名曲のサウンドに近づくべくトライします。もっともスクワイアーのチャンプなんかも使用するなど、必ずしもオリジナルどおりに細かくこだわっているわけではありません。たぶん見る人に各楽器の特性を紹介しながら、各自が持っている楽器の範囲で工夫してみれば?という感覚ではないでしょうか。個人的には参考になる点は多々ありましたが、どちらかというと見て楽しむ作品だと思います。
演奏例は
@ストラトでクラプトン、ジミヘン、マーク・ノップラー、イーグルス、ジェフ・ベック、スティーヴィー・レイ・ヴォーン。
Aテレキャスターでスティーヴ・クロッパー、ジョー・ウォルシュ、ブルース・スプリングスティーン、キース・リチャード。
BSGでピート・タウンゼント、クリーム。
Cレス・ポールでブルースブレイカーズ(クラプトン)、レッドツェッペリン、ZZトップ。
D335でチャック・ベリー、ビートルズ。